生きてはいない、ただ死んでないだけ

ただ「死んでない」だけの誰得なブログ

できる大人の心を強くするツボ その10

読んだ項目:「嫌われたくない」気持ちは、他人に好かれない第一歩!

 

 仕事に対してのモチベーションを上げる要素として、「お金を稼ぐ」ということと「自己実現」というものが挙げられるが、この自己実現とは言い換えれば「なりたい自分になって人から褒められたい」とか「よく思われたい」という欲求である。

 この心理は「承認欲求」と呼ばれるもので、アメリカの心理学者マズローが説いた「欲求階層説」のピラミッドを構成する欲求の内の1つ。

  しかし、この承認欲求が強くなりすぎると「誰からも嫌われたくない」とか「常にいいところを見せていたい」と考えるようになってしまい、かえってモチベーションがマイナスになってしまうことがある。

 そうすると、ただでさえ仕事で忙しいのに子供の学校の役員を引き受けてしまったり地域のイベントの手伝いも断れずにと、やらなければならないことがどんどん増えてしまう。

 その結果、引き受けたことはどれも中途半端になってしまい、逆に周りへの自分の評価を下げる、ということにもなってしまう。

 

 この「承認欲求」という心理は私も以前、自己啓発で心理学の本を読み漁っていたときに何度も目にしたことがあります。

 詳しくは割愛しますが、アメリカの心理学者のマズローさんは「人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されており、低階層の欲求が満たされるとより高い層の欲求を満たそうとする」という「欲求階層説」を説いており、それを表すピラミッドは下から順に

  • 「生理的欲求」(食べたい、寝たいなど生きるための基本的・本能的な欲求)
  • 「安全欲求」(危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたいという欲求)
  • 「社会的欲求」(集団に属したい、仲間が欲しいという欲求)
  • 「承認欲求」(他者から認められたい、尊敬されたいという欲求)
  • 自己実現欲求」(自分の能力を引き出したいという欲求)

の5つの欲求で構成されています。

 そういった意味では、食物にも寝る場所にも困らず、会社などの組織に属して第3段階までの欲求を満たした社会人が、次に求めんとするものがまさにこの「承認欲求」に当たる訳で、多くの社会人にとっては大いに関係する欲求なのでしょう。

 こうして考えてみると、私がこうして自己啓発を通して自己実現を達成しようとこうしてせっせとブログを書いているのも、なるべくしてなっている流れなのかもしれませんね。(笑)

 私も実際に「人に嫌われたくない」という心理が強く働くタイプの人間であり、何かを断ったり他の人と反対の意見を言ったりしたあとは、たまに「みんなが同じ考えだったらどれだけ素晴らしいかなぁ。」なんて一瞬考えたりもして、よく得意技の妄想でそうなった世界を想像したりします。(笑)

 

 ちなみに私が妄想した「皆が全く同じ考えを持つ素晴らしき世界」では、こんなことが起きたりします。

  • 高校生クイズ選手権が最初の〇✖クイズで参加者全員正解or全員不正解でなかなかアメリカに飛び立てない。
  • 街中を走る車が全部一緒。
  • 街中を歩く人たちの服装が全部一緒。
  • お見合い大作戦で1人の女性に対して、参加男性が全員プロポーズで「ちょっと待ったぁ‼」連発。etc...

 あー、なんて素晴らしい世界。(棒)

 

 みんなそれぞれ置かれた立場や環境、そして意見が違うのは当然のことで、その中でどれか一つを選択するということはそれを良しとしない人も出てくるのは必然です。

 

 TPP参入or反対、死刑制度導入or反対、たけのこの里orきのこの里、目玉焼きには醤油orソース、猫or犬、新垣結衣or広瀬すず、ミッチーorサッチーなどなど。

 

 人に嫌われることを恐れすぎることなく、安易に周りに意見を合わせずにしっかり自分の意見を言えるような人になりたいですね。

 

・今日のツモレバ!

 人から何かを頼まれてもすべてを一人で背負い込もうとせずに、他の人を頼りにすることを覚える。どんな人にも与えられた時間は平等に24時間。

 「人から嫌われたくない」という心理が働くのは仕方がないが、全員に好かれるという事はまず出来ない。人それぞれ意見が違うのは当然のことで、だからこそ人の人生はおもしろい。と言えるのかもしれない。