先程手術に向かう親父をお見送りして来ました。
お見送りって言うと自分は、テレビとかでよく見る感じで患者が担架に乗せられて、そのまま手術室に運ばれていくようなのを想像してたんですけど、全然違いました。
お迎えの看護婦さんが来ると、親父はベッドから立ち上がり、しっかりとした二足歩行で手術室に繋がるエレベーターに向かっていきました。
後ろからその姿を見ていたんですが、まだ足取りもしっかりしてたこともあり、手術用に着ていた少し大きめのパジャマがさながらガウンのようにも見えて、患者というよりは何だか試合に臨むボクサーのようにも見えました。
エレベーターに乗り込むと、そのままドアが閉まりそこでお見送りとなりました。
親父はこれから心臓の手術という闘いのリングに上がります。
自分は待ってあげる事しか出来ないですが、きっと親父なら大丈夫なはずです。
頑張れ、親父。