生きてはいない、ただ死んでないだけ

ただ「死んでない」だけの誰得なブログ

あなたを愛している3

日本には「本音」と「建て前」という独特な文化がある...

 

 

散々何がいいか迷った挙句、少々値の張る贈り物を用意したのに「つまらないものですが...」と言いながら渡したり、時間がなく忙しい時でも「ごゆっくり」と言ってみたり。

 

その「本音」と「建て前」を見誤ると、時にえらい目に合う事になる…

 

 

 

 

 

 

 

「1曲目から "あれ" はマジで無いわ...」

 

 

あきれたように彼女はそう話した。

 

 

 

「何か好きな曲歌って~!(けど1曲目だから、ある程度考えて選べよ。な?)」

 

 

その「建前」の裏に隠された「本音」を見抜けなかった自分は、いつもように「りれき300」から、知ってる曲を探し始める...

 

カラオケルームの ”先客” たちが残した履歴から曲を探していると、その中に自分が好きな「あの曲」があった。

 

 

そう。よりにもよって「あの曲」を入れてしまったのだ。

 

 

 

Ti amo......

 

イタリア語で愛を伝える時に使われる言葉...

 

日本語で言うと「あなたを愛している」という意味に値する。

 

 

そして、我が国にはその言葉が曲名となった歌がある…

 

 

 

その曲はもはや知らない人がいない程有名で、

 

 

関西弁なら「なんでやねん」...

ラーメンなら「天下一品」…

 

 

それぐらい ”コッテコテ” のラブソングなのである。

 

 

 

おまけにその音程はソロなのに「ハモってるかと思った」と言わせる程のもの...(笑)

 

 

要約すると、彼女は「1曲目」から「音痴」な「ラブソング」を歌った自分のKYさに腹を立てたみたい。

 

 

もちろん自分が下手なのは知ってたし、友達としか見ていなかった彼女を「落とす」つもりで歌った訳でもなかったから、言われるまで全く気にしてなかった...

 

けど女性からすれば、ラブソングって雰囲気のある状態でもっと上手に歌って欲しいものなのかもしれない。

 

 

男同士なら練習がてら一緒に歌って酔いしれるもよし...

合コンの二次会なら、めでたく「1曲目からラブソング入れてくるヤバい奴」認定され、反省会で ”総ツッコミ” 、女子から ”既読スルー” される程度で済んだろう…

 

 

今回のカラオケルームでの惨劇は、”異性” の ”友達” と ”2人きり” という特殊な環境により起こった「すれ違い」とも言える。

 

 

かくして、僕の「Ti Amo」は固く封印される事となった...

その一件以来、人前でその ”愛の歌” は歌わないようにしている。

 

 

 

皆さんもラブソングの取り扱いには十分気を付けて…

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いざカラオケってなると、歌おうと思ってた曲忘れるの何でだろう。