生きてはいない、ただ死んでないだけ

ただ「死んでない」だけの誰得なブログ

笑顔3

その変身シーンはEPISODE 2「変身」で訪れる。

 

EPISODE 1でも既に変身はしているが、この時のクウガは雄介の感じ取ったイメージの紅い姿ではなく白い姿であった。

 

 

グロンギによって悲しみに暮れる人々の姿を目の当たりにして怒りに打ち震える雄介…

 

そんな中、第三号を追っていた一条薫が、逆に窮地に追い詰められてしまう...

 

一条の後を追って教会に入った雄介は、みんなの笑顔を守るために遂にグロンギと戦う覚悟を決める…

 

この時の雄介のセリフがとても印象的である。

 

こんな奴らの為に...これ以上誰かの涙は見たくない!

 

みんなに笑顔でいて欲しいんです!

 

…だから見ててください!

 

 

 

俺の...変身っ!!

 

 

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燃え盛る炎をバックにポーズを決めるオダギリジョーさんがカッコよすぎる…

 

 

 

 

その強い決意に応えるかのように、打撃を加える雄介の身体がみるみるうちに変身していく…

 

そこには紅い鎧を纏ったクウガの姿が…

 

雄介が初めて真のクウガに変身した瞬間である…

 

この「身体が順番に変身していく」という演出は当時、衝撃的なものだった。

 

初めてこの変身を見た当時は、興奮の余りテレビの前で発狂していたのを今でも覚えている。

 

 

 

 

確かに特撮やヒーロー映画というものは、結局最後にはどんな "悪" にも勝ってしまう。

 

僕の祖母が大好きな「水戸黄門」だってそう...

 

結末なんて分かり切っている...

 

 

 

 

 

 だけど残念なことに、そう上手くいかないのが我々が生きる「現実」である。

 

 

そして形は違えどこの世界にも"悪" は存在するし、現実では "悪" に屈してしまう場合が多いだろう...

 

 

パワハラ、誹謗中傷、いじめ、詐欺、裏切り...

 

近頃はそんな "悪" に屈してしまう人たちの事をよく耳にするような気がする。

 

確かに "戦い" に何度も挫けそうになって、逃げ出したくなる時もあるかもしれない…

 

だけどその "戦い" から逃げたとしても、結局はまた別の "戦い" が僕たちを待っている...

 

現実もまた "戦い" の連続だ。

 

だけど「仮面ライダー」は、 "戦い" から決して逃げる事はない。

 

 

たとえ

 

どんな強敵が現れて…

 

多くの敵に囲まれて…

 

どんなに自分が傷ついて…

 

どんなピンチに陥っても…

 

何度だって立ち上がり、敵に立ち向かう戦士だ。

 

 

さすがに

 

「人々の笑顔と平和の為に...」

 

...と言ったら、かなり大げさだけど。

 

 

「大切な人の笑顔の為に...」

 

 

そうやって立ち上がろうとする時、おっさんになっても力と勇気を与えてくれる…

 

 

まぁ、僕にとって「仮面ライダー」とはそういう存在なのだ。

 

EPISODE 2 変身

 

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超変身!!