皆さんは "HSP" という言葉を知っていますか。
某ロックミュージシャンがタイトルの頭文字を取って、コメントしている訳ではありません。
HSPとは" Highly Sensitive Person" の略で、他の人に比べて繊細な心の持ち主であるために、自分を取り巻く環境や周囲の刺激に影響を受けやすい人たちの事。
人々の間でも少しずつこの言葉が浸透するようになり、以前にも日本で ”「繊細さん」の本” がベストセラーになった事でこの言葉を知った人も多いのでは。
そして、かく言う自分もHSPの1人です。
(モブのくせに、”かく言う” とか書いてんじゃねぇよっていうね(笑))
しかし、自分の感じている事や特性というのは人の目には見えないものなので、誰かに相談したりというのも出来ないことが多い。
自分も普段生活している中で生きづらさを感じてはいたものの、当時は まだ"HSP" という言葉も知らなかったし、周りに合わせないといけない圧力みたいなのがあって「自分が他の人より変わってるだけなんだ」と言いきかせていた。
けれども自分で自分のことを否定しながら生きるというのは、かなりの苦痛を伴う。
そんな中でこのHSPという言葉を知り、これまで自分が感じていた生きづらさや違和感を理解することができ、何より「このままの自分でいていいんだ」と少しずつではあるが、自分を認める事ができるようになっていった。
そんな "HSP" という言葉を知るきっかけにもなった「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」という本について、これまで自分が経験した事なども踏まえながら書いていこうと思う。