4.感覚が敏感になる
サウナに入ると、味覚や触覚、嗅覚などの五感が敏感になる。
そのためなのかシェフやソムリエなど、敏感な感覚が求められる職業の人には、サウナーが多いという。
人間の感覚を司っているのは脳の頭頂葉と呼ばれる部分なのだが、サウナに入るとこの頭頂葉の一部が活性化する。
日常生活の中で家具や壁にぶつからずに移動できるのは、この頭頂葉が自分の体や物の距離を察知してくれているから。
温泉上がりに飲むビールやコーヒー牛乳が格別なのも納得がいく。
自分のお気に入りの温泉にはちゃんと瓶のコーヒー牛乳が買えて、かつ屋外にも休憩できるところがある。
ただでさえサウナで汗をかいて喉はカラカラになっている上に、「ととのう」ことで「敏感な五感を手に入れる」というBIG BONUS!!
そんなリミッター解除状態で屋外の風を感じて、庭で戯れるスズメの鳴き声を聞きながらコーヒー牛乳を味わう。
これが自分の「合法的なトビ方ノススメ」である。
5.肩こり・腰痛・眼精疲労がやわらぐ
ネット社会になった現代、仕事だけでなくプライベートでもスマホやパソコンと向き合う時間は増える一方だ。
長時間のデスクワークで肩は凝るし、腰は痛くなるし、目は疲れるし…
現代のビジネスパーソンは脳疲労だけでなく肉体的な疲労とも戦わなければならない。
サウナには肉体的な疲労を和らげる効果もある。
サウナに入ると、その温熱効果によって凝り固まった筋肉がやわらぎ、血流が増加する。
血流には酸素、熱、栄養などを体中に運ぶ役割があるが、それと同時に体内の余計なもの、つまり、 ”肉体を疲労させる物質” を運び去ってくれる働きもある。
また、万病の元となる炎症が減り、活性酸素が減少する。
要はこの2つの効果をまとめると、「サウナに入ることで肩こりや腰痛がやわらぐだけでなく、それらになりにくい体になる」ってこと。
6.肌がきれいになり、痩せやすい体質になる
これは特に女性にとっては嬉しい効果だ。
しかし、「見た目によって男性の生涯年収の差は、2700万円にも及ぶ」という研究結果もあるくらいなので、男性だからと言ってこの効果を甘く見てはいけない。
サウナで汗をかいたり血流が促進されると、肌の新陳代謝が促進され肌の調子が整う。
また、入浴と違ってサウナでは空気中の熱で顔まで温めることが出来るので、特に顔の皮膚のケアにはもってこいなのである。
さらにサウナに入ることで、甲状腺ホルモンが増えるので代謝が上がり、痩せやすい体質にもなる。
ここでは上げることができなかったが、サウナには他にも様々なメリットがある。
本書では医学的な観点からサウナを分析し、「ととのう」のより詳しいメカニズムから正しい「ととのい」方など、これでもかというほどサウナの魅力が詰め込まれている。
多忙な日々に疲れた時、リフレッシュしたい時、仕事のアイデアが煮詰まった時、現実逃避したい時、法に触れることなく現世から ”トリップ” したい時…
サウナはきっとあなたの味方になってくれる。