第4話はタイトルの通り、休日の過ごし方をテーマにして桑野さんの日常を垣間見ることができる。
とある日曜日、原因不明のお腹のモヤモヤ(?)を感じた桑野さんは休日診療中の早坂先生のもとを訪れる。
体調が優れないにも関わらず、この日も偏屈だけは健在な様子の桑野さん…
しかし、第4話ともなると桑野さんの性格や癖が分かってきたのだろう...
これまで防戦一方だった早坂先生だが、少しずつ桑野さんの ”偏屈攻撃” をいなして反撃し始めるようになる。(笑)
この二人の妙に噛み合った感じのやり取りが個人的に好きでもある。
しばらくして仕事も終わり時間を持て余した桑野さんは、立ち寄ったバスツアーで早坂先生と偶然鉢合わせするが、ちょっとした事件を起こしてしまい早坂先生を激怒させてしまう...
後日、バスツアーのお詫びをしようと花火大会に早坂先生を誘う桑野さんだったのだが…
「休日の過ごし方」というのは、独身一人暮らしにおける悩ましいテーマの一つである。
天気が良かったり、まとまった休みが取れたりすると普段行けないようなところに行ってみたい気持ちはあるが、出かける準備や遠出して疲れることを考えてしまうと何だか億劫になってしまい、結局家でゴロゴロして休日が終わる…
そんな時、誰かが一緒ならそんな億劫も紛れるんだろうけどそんな知り合いもいないし、かと言ってじっと家に籠るだけなのも何だかもったいない気もするし…
今はこんな ”ご時世” なので「ひとり休日 」一択なのは寧ろ好都合なのだが、ボッチ地獄だった大学時代では、週末や長期休暇の度にそんな悶々とした気持ちに包まれていた。
今思えばこちらから話しかければ全然平気だったろうけど、普段あんまり話さなかった自分から話しかけると、「やっぱり寂しかったんだ」とか思われたら ”負け” みたいな気がして、ずっと「試験の過去問見せて欲しい」自分と「寂しいと思われたくない」自分で根競べしてた。
一人でも平気を装ってみたり「一人が落ち着く」なんて言ってはいても、誰かが一緒にいてくれればなと、ふと思う瞬間はやっぱりある。
そんなところも、桑野さんとて同じなのかもしれない。
花火大会の日…
事務所のビルの屋上を借りて、今年も一人で花火を見る桑野さん。
「ご一緒してもいいですか?」
そう話しかけられた桑野さんが戸惑いながらも、
「あなたが、そうおっしゃるなら…」
と、「僕は別に一人でも構わないけど。」みたいな感じで答えた後に、嬉しそうな顔をする場面が何とも言えない。
このシーンを見る度、そんな天邪鬼な性格は自分だけじゃないんだと思えて、なんだか少しホッとする。
第4話を見たい方はこちらからどうぞ→休日を一人で過ごして悪いか!!